１４－ビデオ通話だけじゃない。家族も巻き込め IN 歯医者

　2016年9月。多忙の中、義母と妻を交えてビデオ通話する機会があった。しかもなぜか歯医者で（笑）。歯医者の待ち時間にビデオ通話をする。せいぜい日本では雑誌を読んだり、携帯をいじったりして過ごすくらいなので私はそんなこともしていいんだと驚いた記憶がある。そして妻と義母を含めたビデオ通話がはじまった。

　まず、私の中で抱いていたアメリカ人のイメージとしてKY、つまり空気が読めない人が多いということがあった。それがなんということでしょう。義母はそのイメージとは正反対の人物だったのだ。具体的に言うと私のハードワークの事情を知ってか知らずか体調を気遣ってくれたり、英語を話す際にもゆっくりめに話してくれたりとまさに至れり尽くせりな対応をしてくださったのだ。このビデオ通話でお互いの顔を見合わせることで11月のアメリカ訪問が安心できるという思惑もあったのだという。なんと日本人的な考え方をする人なのだろうと感心したものだ。

　国際恋愛、特に国際遠距離恋愛に必要な事柄として周囲の家族の理解が必要だと今では感じている。もし、私が相手の家族に嫌われていたらそれだけで関係が破綻してしまう。しかし、最初に好意的に受け止められたらそれは俺と妻という2人の関係性を促進するような潤滑油のような存在になってくれるのだ。ありがとうお義母さん！