すずひら著、会社を辞めて生き方を変えることにしたの自伝がクソ面白い
どうもブレスルです。
今回はFIRE本?エッセイ本?のご紹介。
すずひらさんの「会社を辞めて生き方を変えることにした」です。
IT業界のサラリーマンだったすずひらさんがその半生を綴った書籍になります。
中高時代から現在までに至るまで熱量高く執筆されています。
この方の人生の変化、まさにFIREした方にした書けない文章になっています。
理系男子、独身、ITサラリーマン。30代後半。FIRE。
ここらへんの属性が同じ方はかなり刺さる内容です。
会社員生活に違和感を抱いていた筆者が家族関係の変化で起こる力動を契機として新しい生活に向かう態度は読者にカタルシスを与えます。
本の切り口として面白いのが半生を全てひけらかしにした上での書籍なんですよね。
高校時代、大学時代、会社員時代、転職時代とその時々で著者が感じた出来事をつぶさに記述してくれているところが読者にとっても大きなメリットになります。クロノロジカルな筆者体験を通じて自分ならどうするのか?そこに思索を感じられるので。10万字の熱量を抱けているのは特筆すべき点です。なんちゃって電子書籍ではない。
自分は特に家族関係のあり方についての記述が参考になりました。本筋の生き方を変える枝葉の部分にはなるかもしれませんがいろんな人の共感を呼べるそんな内容になっています。生き方を考えたい方におすすめです。