実習日誌13日目。精神科デイケアでの実習例。
13日目
実習13日目ではメンバーとの会話から精神保健福祉士としてどのように関わるのかを考えたい。
1.Kさんとの関わり
Kさんとは夏祭りの料理の買い出しで挨拶を交わしてから朝のラジオ体操が終わった時間帯に雑談をする間柄であった。Kさんは意識障害を抱えており、手のふるえ等を気にしていた。また、生活上の困ったこととして腹痛になることが多いと語っていた。さらに母親(87歳)の介護、休職中の会社において傷病手当金の支給がストップしていることを話してくれた。それだけにとどまらず健康だった時にうまく書けていた字が書けなくなったことをうまく受容できていないようであった。
2.Kさんとの関わりについての考察
Kさんの状況から精神保健福祉士としての関わりを考えると総合的に考えなければいけないように感じた。意識障害から来る生活のしづらさ、母親の介護等の社会状況から来る生活のしづらさ、傷病手当金がもらえない経済的な生活のしづらさ、自分の障害を受容できていない個人としての生活のしづらさ等、複眼的にKさんの状況を見る必要を感じた。また実習指導者さんから指摘があったようにKさん自身の体が不自由ならばKさんが福祉サービスを利用しストレスを軽減することができるような関わりも行える可能性が考えられた。さらに、自分の障害を受容できていないならば自分の病気について改めて詳しく知るいわゆるIMR(病気の自己管理とリカバリー)の講座を受講するように促したり今一度自分自身を見つめなおしこれからのことを考えるきっかけづくりを提供するべきだとも感じた。
実習最終日でも同様にメンバーとの関わりから精神保健福祉士としてどのように関わるのかを考えてみたい。