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単品ダイエットで失敗

単品ダイエットで失敗

 一昔前には単品ダイエットが流行りました。カロリーが低い特定の食品だけを摂取し続ければ痩せるといったものです。パイナップルダイエット、リンゴダイエット、こんにゃくダイエット、ゆで卵ダイエット・・etc。皆さんお気づきになられたでしょうか。そう、先程から耳が腐るほど口にしているように「極端」ですね。普通に考えれば同じ食品を摂取していてやる気が持続するわけがありません。短期的に見ればそれで痩せるかもしれませんが単品ダイエットでずっと体重を減らしている人は稀だと考えてもいいでしょう。

これらのような極端さを認知心理学では腑に落ちる形で説明しています。私達はある価値観に沿って物事を判断する枠組みを持っています。認知心理学ではこのような思考を自動思考というのですがこれが厄介なのです。今までの生育環境で養われたものなので人によって思考にかなりの差があります。例えば、単品ダイエットを例にとっても次の2種類の思考に大別されます。

思考A「単品でダイエットを続けたとしても続く訳がない。これは短期的なダイエット方法だな」

思考B「単品ダイエットをすれば絶対痩せる!絶対続けられる!私ならできる!」

 この2つの思考方法でどちらが建設的かと言えば状況をよく理解している思考Aのほうです。しかし、私達のような極端な人は思考Bのような考え方をしてしまいます。認知心理学ではこのような認知の歪みに焦点を当て修正していくことを目的としていますがダイエットを成功させるためにも思考の枠組みを変えることが必要と言えそうです。

 

 

※昔の原稿を振り返って

ちなみにブレイクスルー君は心理学専攻を卒業しています。

どうでもいいって言わないで!笑