実習日誌4日目。精神科デイケアでの実習例。
4日目
実習4日目では特別行事である夏祭りから1日経過した後のデイケアプログラムの運営工夫について考えてみたい。
1.デイケアプログラムの運営工夫
特別行事の夏祭りのあとのデイケアプログラムはゆったりとしていた。午前中はフリーということで特にプログラムはなくみな自由に過ごしていた。メンバーの様子を見ると夏祭りの疲れからかぐったりとしていたり、眠っている人も多かった。また、午後からのプログラムは習字を行っていたが比較的体力を使わない部類のプログラムでありメンバーの疲れに配慮がされた構成であった。
さらに、夕食はデラックス仕様となっており、釜めし、寿司の2種類からメニューを選ぶことができた。ホワイトボードの前で楽しそうにメンバーがメニューを選ぶ姿からデラックスメニューはメンバーの毎月の楽しみになっていることが実感できた。
2.デイケアプログラムの運営工夫について考察する
夏祭りの翌日ということもあり、メンバーに疲労感が漂う1日であったと思う。印象的だったのは習字のプログラムでスタッフが「Cさん、習字やりなよ~」というようにプログラムへの参加を促していたがCさんは「昨日の夏祭りでの疲れが残っているから今日はいい」というように身体的に負荷が弱いプログラムでも参加しなかった。このことから私が思っていた以上にメンバーの疲労感が残っていたのだと考えられる。そんな時に夕飯のデラックスメニューは夏祭り後の徒労感をサポートとするものだと思った。実習指導者さんがおっしゃっていたように食事はメンバーの楽しみの中でも比重が大きいと思うのでデラックスメニューがメンバーに良い影響を与えたのではないかと感じた。
明日からはメンバーとの個別的な事例に着目して起こった出来事について詳しく考察し当事者への理解を深めたい。