2ー月給38万のダブルワークだけじゃ生きられない。
福祉士の資格を取得したはいいが、仕事がない。この純然たる事実に俺の心は打ちひしがれていた。福祉士実習の評価はA。だが、病院や社会福祉施設の福祉士職に書類を出しても面接で落ちる落ちる。そりゃそうだ。実務経験なく資格だけ取っちゃっても・・ねぇ?
後悔先に立たず。いやけど後悔はしていないのよホントに。やらない後悔とやる後悔なら後者。迷ったら勇気がいる方へ。JUST DO IT。これが今の俺の信条だから。
そんな折に福祉士養成校の就職課が見つけてくれた支援員の「バイト」。週4日生活保護の支援に従事するれっきとした専門職のお仕事だ。うん、悲しいことに非正規。生業のサービス業では月給23万前後。この糞バイトは月に15万前後しかもらえやしない。それでも合算で額面月給38万。福祉士という糞資格の取得にリーマンショックで儲けた約300万円分の現物優待高配当株を切り崩して学費と生活費にあてていた手前もう金も職を探す気力も生きる楽しみもなかった。この1年間は金を稼ぐソルジャーになる。そう考えていたから。週7日夜勤込みのサービス業で働き週4日で福祉士様のお仕事を体験する。そんな無謀とも言える挑戦が今、幕を開けようとしていた。
あとで計算してみたら2016年度は脚色なしで3500時間(月平均291時間)も働いていたから。生きるって理屈じゃない。割りとまじで。俺だってこんな働き方したくなかったよ。けどご飯を食べなきゃいけないから。悲しいけど、これって現実ナノヨネ(某ロボットアニメで強敵に突っ込んだ人風に)。